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【洒落怖】霊感の強い娘と付き合っていた

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499 :774RR:03/07/12 02:33 ID:JoMY4fmi
流れとは関係ないけど体験談。
今から8年前の話です。

当時つきあっていた彼女は霊障とかに敏感な子で、いわゆる霊感の強い娘でした。
普段霊感とは無縁の俺が、彼女と行動を共にしていると奇妙な影を見たりとか、
視界の端にあり得ない光景が飛び込んできたりとか、
気のせいでは済まされない事象がよく起こりました。
ドライブをしていて事故現場だとか、動物が轢死した場所とか、そう言う道路を走っていると「!」と感じ、
彼女に「ねぇ、今さ・・・」と話しかけると、「いいからいいから」となだめられ、
その時の違和感を確認することもなく道を進んでいくと、
「(霊が)いたね、アレは関わらない方が良いから無視させてもらったの」
つきあい始めの頃は、普段感じるはずもない感覚にいちいち確かめるように、彼女の顔色を窺ったりもしたのですが、
彼女といる時に感じる『奇妙な感覚』に慣れた頃は、「あ、なんかいるな」と感じると、彼女が口を開くまで黙っていたモノです。

その彼女とは結局別れてしまうんですが、その原因となるモノが『体験談』なのです。
語ってよかですか?

502 :499:03/07/12 02:45 ID:JoMY4fmi
それでは体験談を。

普段彼女と一緒の時は車で出かけることがほとんどで、趣味の道具とかを積んでいることからも仕方なかったんです。
趣味のシーズンが終わる頃、ちょうど茹だるような暑さが終わりかけ、
バイクに乗るのも良いかな?と感じられる季節のことでした。
当時ボディボードにはまっていた俺たちは、
寒い季節まで海にはいるほど本格派ではなかったので、「バイクで海まで行ってみようか?」となり、
いつもなら気にも留めない海の周りを探るようにしてタンデムツーリングをしていたのです。
久々のバイクに乗れる嬉しさからか、彼女は大げさに喜んでくれたりして、一日を過ごすことが出来ました。
話はここからです。

503 :499:03/07/12 02:59 ID:JoMY4fmi
彼女を無事家まで送り届け、自分はまたあてもなく走りはじめました。
と言うのも、久々のタンデムで安全運転を意識しすぎてストレスが溜まっていたんです。
なんかぶっ飛ばしたいな、と言う気持ちが高速道路に進路をあわせます。
これがいけなかったのかもしれない。おとなしく家に帰っていたらあんな事も起きなかったはずです。
東名高速の中井辺りを過ぎて、緩やかなカーブが続く辺りで信じられないようなスリップダウン。
今思うと、何かに引き込まれるように無茶なスピードを出していました。
滑ってから地面にたたき付けられるところまでは記憶にあるが、それ以降は今でもありません。
気が付いたら病院のベッドの上です。HCUと呼ばれる重篤患者が入る病室です。
そこに彼女がいて、
「ごめんね、ごめんね、私がこんなだから・・・」
「?」
確か、こんな事があったんじゃないかと思います。
記憶が混乱して定かではないんです。

505 :499:03/07/12 03:11 ID:JoMY4fmi
一般病棟に移る頃、ようやく転倒の状況を知ることが出来ました。
スリップサインは極短く、左の走行車線の路肩にある土手に突き刺さっていたそうです。
右膝下の開放骨折、頭骸骨骨折、右肩脱臼骨折を負い、発見時はヘルメットをかぶっていなかったそうです。
一般病棟に移ってから、彼女はかいがいしく見舞ってくれていたのですが、突然別れを切り出したのです。
「私がいるとダメなの。迷惑かけてしまうの」と。
一般病棟に移るまで2ヶ月くらい掛かり、その間にいい人でも出来たのか、なんて下衆な考えをしてしまいましたが、
そうじゃありませんでした。
「実はね・・・事故の日に・・・」
彼女は涙をぽろぽろと零しながら話してくれました。

506 :499:03/07/12 03:26 ID:JoMY4fmi
彼女は事故の日に、俺と別れた後に妙な体の重さを感じたそうです。肩が凝ったような重い感覚。
家に入って一息つく間もなく、彼女のお母さんが彼女にまくし立てたそうです。
「ちょっとぉ!あんたなんてモノ連れてきたの!大変よ、大騒ぎにならなきゃ良いけど」
「?」
「今日一緒だったの彼氏?早く連絡しなさい。手遅れになるから」
ここで彼女も事態を飲み込んだそうです。
守護霊を連れてきてしまった・・・!
どうやら彼女は俺の守護霊を引っ張ってきてしまったのです。
普段であれば霊感を感じて、憑いて(付いて)来ようとするモノは避けたり剥がしたり(と表現してました)するそうなのですが、
その日は楽しさのあまり意識していなかったそうです。
彼女のお母さんは彼女よりも霊感に強い人で、
弱い霊障を払ったり出来る位の人で、気が付いた霊障を無償で祓ったりしてるそうです。

507 :499:03/07/12 03:44 ID:JoMY4fmi
お母さんは北側の窓を開けて、盛り塩をして、俺の守護霊を送り出したそうですが、遅かったみたいですね。
俺は守護霊なしの丸腰、それでなくても取り憑きやすい状態にもかかわらず無謀な運転。
事故が起きてもおかしくない状況だったのでしょう。
彼女はその責任から別れを切り出したのでしょう。

後日、彼女のお母さんが見舞いに来てくれました。
「不幸中の幸いじゃないけど、運が良かっただけじゃ済まされないわよ」
お母さんはHCUにいた時も見舞ってくれていたそうで、
「あなたの守護霊うちに来た時よりも強くなってるわ。あなたが助かったのはそのおかげね。
守護霊も責任感じてるのかしらね」
「そうですか」
「ただね、力を付けたからと言って安心しちゃダメよ。あなた自身もそれに見合う恥じない人間にならないと。
あなたの鏡みたいなモノだから」
「・・・・」
「あの子のしてしまったことは責任の取りようもないけれど、どうか責めないでやって欲しいの。
あの子も自分を責めてるはずだから」

結局、俺は別れるつもりはなかったけど、彼女の気の済むようにして欲しいと思った。
気持ちを伝えた上で彼女が答えを出せばいいと。
あんな目にあったけど、今でも彼女のことは好きでいます。

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