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【洒落怖】個室に入院していた人が亡くなった

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786 :2-1:2005/12/01(木) 23:02:26 ID:PtO55ItF0
病院で働いていた時の話。

個室に入院していた人が亡くなった。
東北から出稼ぎでこちら(関東)に出てきて、そこで病気になったそうだ。
遺体はご家族が引き取って帰られた。もちろん荷物も持って帰った。

空いた部屋にはすぐ次の人が入った。
最初は若い男の子。病状は軽いもの。
その病棟では個室は重病者優先だったのだが、その子は個室じゃなきゃいやだと無理を言いはり、仕方なく入れた。
だが数日して急に元気がなくなり、やっぱり大部屋でいいと転室。
そのときはお金もかかるしねと気にしなかった。

しばらくしておばあさんが入った。
軽い認知症のある方だったが、その人が夜中に「部屋の鏡やガラスに男の顔が映る」と頻繁にコールを押すようになった。
認知症からだと思われていたが、ご家族が気にして他の病室に移動。
以降訴えは消えた。

787 :2-2:2005/12/01(木) 23:03:27 ID:PtO55ItF0
今度は中年の男性が入った。
こちらは大部屋が空いていないための臨時の入室。
やはり病状は重くなく、割と元気。
だがしばらくしてその人が、「部屋のトイレの鏡に男の人が映る」と言い出した。
さりげなく聞き出した人相が、最初の亡くなった人にそっくり(ちょっと特徴のある顔だった)。
そしてある日、「この部屋で亡くなった人はいる?」と聞いてきた。
面白半分にそういうことをいうタイプの人ではなかったので、詳しく話を聞いてみると、
夢に、鏡に映っていた男の人が出てきたのだという。
『自分は東北からきた漁師だが、履いてきた靴がなくて家に帰れない』と言ったそうだ。
最初に書いた亡くなった東北の人は漁師だった。
当たり前だが、誰もそのことを男性に話したりする訳がない。

中年男性はその後病室を移り、元気になって退院された。
そして、その人が部屋を出てから徹底的に大掃除をした結果、部屋のロッカーから古びた長靴がでてきた。
最初の男性が入院の時履いてきたものだと、先輩が覚えていた。
すぐ病状が悪化し、二度と履かれることのなかったものだった。
長靴はすぐ東北のご家族に郵送された。
その個室は物品置き場に改造された。

長靴と一緒に、あの人がちゃんと家に帰れましたように。

不思議で仕方ないのは、三人も患者さんが入って、そのたびに荷物の出し入れも掃除もしているのに、
どうしてそれまで長靴が見つからなかったかということ。

800 :786:2005/12/02(金) 14:20:18 ID:x8P8DPpo0
長靴が出てきたときは、しばらくの間ナース全員鬱々としてた。
怖いのも怖かったんだけど、
見つかるまでに二ヶ月くらいたってたから、最初に見つけていればもっと早く家に帰れたのかねえ、と思って。
すごく地元に帰りたがってたのに、病状が悪すぎて転院もできなかった人だったから。

ちなみに物品置き場からは鏡も取られて、窓には常にカーテンがかかってた。
その後見たという人はいないんで(夜中に入った時も特に変なことなし)、
ゆうパックと一緒にちゃんと家に帰れたんだと思いたい。


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