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【洒落怖】赤い一輪車

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606 1 sage 2005/06/02(木) 20:53:26 ID:fJR7/YJJ0
オレの体験談です。ちょっと長いけどけど。読みづらかったらごみん。

オレが5年前ぐらいに住んでたアパートの話。当時オレは全くといっていいほど金がなくて、
日当たり最悪のボロアパートに住んでたんだ。
築20年近い、古い木造アパート。んで、玄関の前にはブロックがあって、
その向こうは墓地っていう最悪の立地条件。けど金がなかったんで、
バイトして金貯まるまでしばらくそこに住むことになったんだ。
最初3日ぐらいは親が引越しの手伝いに泊まりに来てくれてて、何も変わったことはなかった。
最初の異変?みたいなのは、親が帰る日におきた。

オレは親が軽トラで出てくのを見送ってたんだ。車がだんだんと見えなくなって、
部屋に戻ろうとした時、フッとお墓に目がいった。
これまた古いお墓で、草ボーボーに生えて、墓石が草で埋まるほどだった。
すると塀にもたれるように、少し古く、ところどころ錆びた赤い一輪車がポツンと置いてあった。
「近所の子供の忘れもんか?」
と思い、そばによって見てみるとマジックでなにか書いてある。
文字はかすれててよく読めなかったんだけど「さちこ」って書いてあったと思う。
オレは部屋に戻ろうと振り返ると、後ろから「ガシャーーン!」と何か倒れる音が。
パッと振り返るとさっきの一輪車が倒れてた。
通行の邪魔になるんでオレは足で一輪車を蹴って、元の位置まで戻した。
再び部屋に戻ろうとした時、「ん?」オレはまたパッと振り返ったんだ。
誰かの呼ぶ声が聞こえたから。
当然周りにはだれもおらず、静かな墓地が広がっていた。
けどオレは確かに感じた。オレを呼ぶ声と、まるで誰かに監視されてるような視線を。
608 2 sage 2005/06/02(木) 20:54:08 ID:fJR7/YJJ0
数日後、新しいバイトを見つけたオレは、夜遅く帰宅することになったんだ。
ドシャ降りで雷が鳴る中、傘をさして帰宅。お墓の隣だけあって、それだけでもとても気味悪い。
雨の中を走って行くと、ようやくオレのアパートが見えた。
一階の突き当たりがオレの部屋だ。
「え・・・?」
よく見るとオレの部屋の前に、赤い一輪車が置いてある。
雨に濡れたおれの体に、さらに嫌な汗が流れてきた。
「だ、大丈夫・・きっとイタズラだ・・・」
オレはそう思った。いや、そう考えないと怖くて部屋の中にも入れない。
オレは一輪車をどかして部屋に入った。当然ながら部屋の中は真っ暗。
早く電気を点けたい・・・。

「カチッ!カチッ!あ、あれ!?」「もしかして停電!?」
オレは急に不安になり、バイトの友達に電話しようと携帯をとりだした。
      「圏外」
携帯には空しくもその文字が。普段は電波が入る部屋なのに。
オレはその部屋の雰囲気に耐え切れず外に出ようとした。

すると部屋の奥から視線が。それと同時にまるで金縛りにあったかのように体が固まった。
再び全身から嫌な汗がふきだした。
「や、やばい!!」そう思うが体が動かない。
オレの耳元から何かささやく声が聞こえた。

609 3 sage 2005/06/02(木) 20:55:32 ID:fJR7/YJJ0
痛い」「いたい」「イタイ」「いたいよおおぉぉぉ!!!!」
突然体が動くようになり、恐る恐る振り返った。
真っ暗。
ほっと胸をなでおろした直後、ものすごい音と雷が鳴った。
「バチバチッ」と激しい音を立て電気がついた。点滅している。
直後、オレは腰が抜けた。
部屋の中に少女がいる。じっと外を見つめる長い髪の少女。
オレは思わず話しかけた「お・・・、おいっ!」
これがいけなかった。
少女はゆっくりとこちらを向いた。
「ないっ・・・ない!」
顔半分がまるで事故にでもあったようにえぐられている。
そして少女は「にっ」っと不気味に笑い消えていった。
その瞬間オレは気を失ってしまった。
気が付くと朝になっており、雨もあがっていた。
オレは外に出て友人に電話し、そいつの家に行った。
事情を話すが、友人は信じてくれず、ただ笑うだけだった。
それからはそのアパートに帰らず、すぐに新しい所に引っ越した。

先日、友人達と肝試し気分でその場所に行ったが、アパートとお墓は
なくなっていた。
あれがなんだったのかオレは分からない。夢だったのかもしれん。
近所の人に聞いたら、もしかしたら真相が分かるかもしれない。
けどオレはしなかった。
もしここで事故があって、女の子が亡くなっているなんて聞いたら、あれが真実になってしまうから。できれば夢であって欲しい。
これがオレの唯一の霊体験?です。最後まで読んでくれてありがとう。

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