シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

自衛隊の訓練

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0
過去の人気記事

洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?Part26

スポンサーリンク

233 名前:現職(陸自) 投稿日:03/02/10 10:59
自衛隊のレンジャー訓練に参加していたときの事を、お話させていただきます。

 その訓練は、2名一組となりコンパスと簡単な地図をもって、あらかじめ定めた
要所を徒歩で巡回していくというものでした。まず最初に、コンパス上の方向と
距離を記入したメモが渡されます。そして、その案内に従って進んだ先の地点に、
次なる目標の方向と距離を書いたメモが隠されている、という内容の訓練でした。
 最後の要所に到着した時は、昼前に開始したにもかかわらず、もうすっかり日が
落ちて午前1時をまわっていました。 近くまで来たものの、迷ってしまい近所の
灯りが点いている家に訊ねたり(ご迷惑をおかけしました)して、なんとか辿り
着きました。

 そこは神社でした。

 手前に大きな池があり、時計回りに続く参道を通って入口の鳥居の前まで行きました。
ふと、左横を見ると奥行き10メートルくらいの行き止まり(車が反転するためのもの)
がありました。私は、その奥にも何かしらの祠があるような気がして(メモが隠されて
いるため)立ち止まって薄暗いその道にむかい目をこらしていました。

つづきます

234 名前:現職(陸自) 投稿日:03/02/10 10:59
233のつづき

すると、突然、5メートルほど前方の何も無い空間から、「ちがうちがう…」と
幼い子供の声がしました。もちろん、周りには私達以外、誰もいません。
『?』と思っているのも束の間、「怖い怖い…助けてぇぇぇぇ…」という声とともに
見えない声の主(強烈な存在感)が、私達の方に迫ってきました。

「身の毛もよだつ」とは、まさにこの事でした。

 私は、一緒にいたバディーの腕を掴んで、一目散に神社の鳥居に向かいました。
疲れている彼は、「どうしたん?」と迷惑そうでしたが、どんどんと迫り来る声が
私を急きたてました。鳥居をくぐった瞬間、後ろのほうで「ううぅぅ……」と
なんとも恨めしいような、寂しいようなうめき声がしていましたが、中へは入れないようでした。
結局、帰りにそこを通るのは、非常に躊躇われたため反対側の斜面から抜け出ました。
今でも、あの時の寂しそうな声が、耳について離れません。
以上、長文及び乱文、失礼しました。

なお、この話には後日談もあります。それはまた今晩にでも書かせていただきます。

275 名前:現職(陸自) 投稿日:03/02/10 21:18
遅くなってスミマセン。で、続きです。

 訓練を深夜に終了した、私達は午前9時頃まで車中で仮眠をとった後、
約1時間の移動を経て、駐屯地に来隊しました。
 早速、後片付けなどを行い、連日の訓練で怪我などをした者達の休養の
時間となりました。私のバディーは足のマメが破れてひどい状態になっていたので
食堂に行くついでに、医務室に向かいました。

 大きなグラウンドを横切り、隊内道路の交差点にさしかかった時、それは、おこりました。

 交差点に設置してある「一旦停止」の標識が風も無いのに大きくゆれているのです。
その振幅幅は、最大で30センチほどで、まるで、何者かが根元を掴んで揺すりつづけて
いるかのようでした。その異様な光景にあっけにとられながら、「おい、標識が激しく
揺れているぞ、何だろう?」とバディーに言いましたが、彼は痛みゆえそれどころでは
ないらしく、まったく気にも留めません。
 そのまま、いぶかしながらも横目で見ながら通り過ぎました。
 すると、今度はなんと、さっきまで標識だったところが薄い青色のジャージを
はいた、恐らく隊員らしい人物に変わりました。よく見ると、頭からおびただしい量の
鮮血を垂れ流したまま、こちらをジッと見つめるのです。いや、睨みつける、と言った
ほうが正しいかも知れません。とにかく、その、あまりの形相に私はその場に立ちすくんで
しまいました。その時間は永遠に続くかと思われるほど、大変な恐怖でした。

つづきます。

276 名前:現職(陸自) 投稿日:03/02/10 21:19
275のつづき

 しばらくすると、しだいにその姿が薄れはじめ、パッと画面が変わるかのように
眩しい初夏の昼下がりになりました。その出来事が、まるで嘘だった、かのような
とても平和に満ち満ちた、暖かい景色に戻ったのです。
 この体験のあと、どうしても気になりましたので因縁について調べました。
すると、この出来事が起こる約15年ほど前に、すぐ横の建物の3階から酔った隊員が
テラスから転落するという事故があったそうです。そして運の悪い事に落ちたところに
丁度、石碑のようなものが有り、頭がパックリと割れて死んでしまった、との事でした。

 私がみた幽霊の特徴を話すと、「きっと彼だな。何か言いたかったのかも知れんな」と、
先輩隊員がポツリともらしたのが、大変印象的でした。

またもや、長文および乱文、ひらにご容赦を。

では、また。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする