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時空を旅する

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過去の人気記事

1295 :天狗男 ◆3d.QRuQQg.:2011/07/13(水) 19:48:55 ID:vKB22wVk0
1/3
えぇと・・・ご無沙汰してます。
ようやく落ち着いてきたので久しぶりに書かせていただきます。
トリは完全に忘れてしまったので今回からこれでいきます。


かれこれ一年近く前になります。
ようやく仕事で連休が取れたので某マンガの聖地に行ってきました。
それが間違いでした・・・
そこは世界遺産に指定されている古い家屋が立ち並ぶ街。
そこで「あるモノ」に出会ってしまった為に、その後約半年間スベリまくる日々が続きました。
今書いてるココも昔俺がいた世界なのかどうか、ハッキリとはわかりません・・・
まともに書くと長くなります。今回は要約のみ書こうと思います。
旅行で出会ったあるモノとは、そこの土地の道祖神の一種で西洋的には妖精といった風貌でした。
なぜ俺に憑いてしまったのか分かりません。しかしこいつは今まで出会った物の怪などとは違い、
非常に強力な存在で何としても俺から離れませんでした・・・
こいつは直接攻撃をしてくることはありません。
しかしお札や呪詛でこいつを祓おうとすると「違う時空」へ飛ばされてしまうのです。
かなりの回数、隣の世界や違う時代、地球かどうかもわからない場所に飛ばされました。
飛ばされた時に共通する事項としては以下の通りです。
・時間の流れが一定ではない(自分以外がスローモーションになったりする)
・視界がボヤけることが多い(ブラーをかけた感じになる)
・呼吸は普通にできる
・飛ばされる瞬間は空間が歪む感じになる
・何回かに一度は元世界に近い所に帰ってこれる(気がする)
・なぜか自分の存在を気づかれないことが多い(見えないのか?)
・ケータイや電話がつながらない(PCは操作できる場合がある)
・食事や睡眠はどの世界でも取れる
1296 :天狗男 ◆3d.QRuQQg.:2011/07/13(水) 19:49:54 ID:vKB22wVk0
2/3
明らかに同じ時代の日本なのに、そこにいる人間達が馬のような風貌の世界もありました。
あるいは、もうひとりの自分がいる世界に出たときは二人でどうやったらこの妖精を祓えるのか
話し合ったりもしました(その後すぐに飛ばされたので再び自分に合うことはできなかった)。
昔からよく言う神隠しに遭遇した人達はこんな感じで飛ばされ続けたのでしょうか・・・
江戸時代のような所に飛ばされたこともあるけれど、そこでは人間と妖怪が一緒に暮らしていた・・・
ほとんどは同時代か過去でしたが、一度だけ未来?のような場所に飛ばされたこともあります。
そこは原生林のような自然が広がる中に、SF映画に登場するような都市が一定の距離を置いて
点在しており、それぞれの都市は半透明なドーム?で覆われていました。空には無数の小型機が
飛び交いなぜか月が2つ見えました。
俺が飛ばされ続けている間、背後のこいつは楽しそうにケケケケと笑うのみ・・・
直接の暴力は受けないものの、これではまともに生きていけない・・・
そして約半年間、こいつと様々な時空を行き来していたお陰で会社はクビになり家族は心配して
何度もマンションに来たらしいけど、親父でさえどうすることも出来ず・・・
(置手紙でどういう状況かはお互い伝わっていたようだ)
もはやこのまま飛ばされ続け死ぬのか・・・と思っていたその矢先、今年の春。
俺は飛ばされる周期が長くなっていることに気がついた。
似たような世界に飛ばされた俺は、その時ここに書き込んだ(前回の書き込み)。
その直後、俺は真っ暗な世界に飛ばされた。明らかに同時代の俺の部屋なのだが電気も月明かりも
ない真っ暗な闇の中にいた。街には人の気配すらしない。体もかなり弱ってきており、もはやこの
まま元の世界に戻れないのだろうと諦めていた。
その刹那、今までにないほどの大きな時空の歪みとともにこの世界に戻ってきた。
いや、ここが元の世界だという証拠はなにもない。が、違うという証拠もない。
しばらくポカーンとしていたが、ハッと我に返り実家に電話をするも電話口に出たおふくろの口から
こんな言葉が聞こえてきた。
1297 :天狗男 ◆3d.QRuQQg.:2011/07/13(水) 19:50:24 ID:vKB22wVk0
3/3
「あ~そっちは地震は揺れたかい?こっちは瓦が落ちてきたよ~でも誰もケガしなかったよ~」
え?地震?
TVをつけると地震速報とともに津波による被害を放送している・・・どのチャンネルもだ。
唖然としている俺に電話口のおふくろはこんなことを言った。
「今どこにいるんだい?会社は大丈夫なんだろ~?今日は早く帰るんだよぉ~」
あれ?俺は飛ばされ続けて会社はクビになったはず・・・それにおふくろはずっと行方不明だった俺を全然
気にしてないようだ・・・気になった俺は聞いてみた。
「あのさ、俺がいない間、心配かけちゃってごめん」
おふくろは不思議そうにこう言った。
「何言ってるんだい?先週末遊びにきてくれたがね」
え?
俺はふと部屋にある鏡を見た。
半年間、俺の背後から離れなかったアイツの姿がなかった。
そして気がついた。
淹れた記憶のない熱々のコーヒーがテーブルの上に置いてあるのを。
あの地震から4ヶ月・・・
あれ以来、俺はアイツの姿を見ていない。
そして飛ばされることもなくなった。
クビになったはずの会社も何事もなく通勤できている。
もしかしたらココは俺のいた世界ではないのかも知れない・・・
アイツはココにいた「もうひとりの俺」を俺の代わりに連れて行ってしまったのかも知れない・・・
今ではあの半年間の出来事は・・・夢だったのではと思い込むようにしている・・・
そして二度とあの聖地には行かないようにしようと思う。
以上です。
飛ばされてた間の詳細はまた機会があったら書きます。ではでは。

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