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【洒落怖】田舎のとある民家に家族で泊まりに行ったときのこと。その集落は異様でした。入り口には神社のような鳥居があって、 道の両脇にずいぶん長い距離をお地蔵さまが並んでいたからです。 それも何故か全部頭だけがありませんでした。

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265: 1 2014/04/27(日) 17:21:09.69 ID:MNT6qZR9O
家族旅行に行った時の話をひとつ。
私は小さかったので、母と祖母が体験した話です。
掲示板は書きなれないので、不手際があったらすみません。
場所は伏せさせていただきます。

母は都会育ちで、田舎暮らしに憧れを持っていました。
父と結婚した後もいわゆる新興住宅地に越したのですが、
地元から離れたせいもあるのでしょう。
人間関係に疲れきって、私によく田舎で暮らしたいとぼやいていました。
そんな母のために、父はとある県の山の中にある古民家の施設を、
私たち家族と、母方の祖母を連れて、夏休みに数泊する予定で借りました。
目的地に着く前までは、果樹園に行ってたらふく果物を食べたり、
アスレチックに行ったりと、とても楽しかったです。

266: 2 2014/04/27(日) 17:23:19.90 ID:MNT6qZR9O
そこまではずいぶんと深く、山だけを2~3個は越えたんじゃないかなと思います。
記憶が少しだけあるのですが、山の中で突然車が調子が悪くなって、
父がボンネットを開けて、なにやら作業をしていたのを覚えています。
具体的に何が悪くなったのかはわかりません。
すぐに直ったようでしたが、大変勤勉で運転の仕方も真面目な父が車のメンテナンスを怠ったとは思えないし、
補正された道路を走っているのに、突然マイカーの調子が悪くなるなんて今の歳になってもそれが最初で最後です。

つくころには辺りは薄暗くなっていて、人の行き交いの少ない山の中は鬱蒼としていました。
本当の山の中っていうのは夏でも静かなんですよね。
父には海にスキーに山登りにと毎シーズン様々なところに連れて行ってもらいましたが、
他の旅行先とは違い、ここなんか怖い、と、みんな言っていました。
怖い、と思ったわけは山のせいだけではありません。
その集落の入り口には神社のような鳥居があって、
道の両脇にずいぶん長い距離をお地蔵さまが並んでいたからです。
それも何故か全部頭だけがありませんでした。

267: 3 2014/04/27(日) 17:25:16.14 ID:MNT6qZR9O
さて、廃村の中で父の借りた古民家はひときわぼろいものでした。
古民家はいくつかありましたが、他は綺麗に改修したものが多かったのに、たぶんケチったのだと思います。
中は裸電球がひとつ天井からぶら下がっているだけで、照明が部屋中に行き渡らず端々が暗い上に、
囲炉裏があったせいで煤けて、全体的に何となく黒い印象を受けました。
畳も水分を含んでぶよぶよしていました。
それだけでも不気味なのに、なんだか凄い家でした。

暮らしてたものがそのまま残っている感じで、妙に生活感のある食器棚や、古本や、
おもちゃなんかのがらくた、奇妙な形をした木彫りの置物があったり妙に生々しかったのです。
2階もあったのですが、そのがらくたで子供が上に上がれる感じではありません。
まあ確かに数泊するだけなら、生活観があっても支障はありませんが…
その日はみんな疲れていたので、さっさと風呂に入って寝ることにしました。

269: 4 2014/04/27(日) 17:31:26.96 ID:MNT6qZR9O
お風呂はいわゆる五右衛門風呂だったと思います。
先に私と父と弟の三人が入り、私たちが眠りについた後、お喋り好きな母と祖母も二人でお風呂に入りました。
狭かったのですが、怖かったからでしょう。
延々お喋りをしながら身体を洗っていた祖母は、ふと視線を感じて窓を見て、ぎょっとしたそうです。
窓の向こうに、すりガラスなのに表情がわかるほど近く、人がいたのです。
髪の長い女の人が、無表情でじっと母を見下ろしていたと言っていました。

祖母は恐怖を共感してもらいたくて、指差して母に言いました。
「あれ見て!見て!」
けれど、ちょうど浴槽に入っていた母は祖母の様子に異変を感じて、
「いやだ!絶対に見ない!!!」と言って見ませんでした。
母は祖母を見ていたので、窓には背を向けていました。
二人は急いで身体を洗ってから出たそうです。
窓だけは絶対に見なかったそうですが、上がるころにはいなくなっていたと言っていました。

母たちは翌朝、私たちを遊ばせている間に、管理している方の家に行って話を聞きに行きました。

271: 5 2014/04/27(日) 17:35:22.19 ID:MNT6qZR9O
すると、なんでもその家は父親が借金を抱えて、いわゆる夜逃げした一家が住んでいたのだと言われたそうです。
一家離散したが、元は綺麗な娘さんがいたと。
家の北側、つまりお風呂の方面は林でした。
田舎には家の傍によくあるものですが、その林の中には、朽ちかけたお墓と、井戸がありました。

日が昇ると、とても綺麗な集落でした。
沢が村の中を流れていて、他の家の宿泊者がビールなんかをそこで冷やしています。

興味本位でがらくたを退けて2階に行った母と祖母が、
青い顔で「すぐに帰ろう」と父に相談していました。
いわく、「2階にお仏壇が残ってる。位牌もある。」
数泊で予約を取っていましたが、その日のうちに私たちは岐路につきました。

がらくたで階段はふさがっていたのに、2階にはそれらは一切なく、
仏壇と古ぼけた道具箱だけがぽっかりとあったそうです。
そして母と祖母は言っていました。
いくらなんでも、位牌くらいは持っていくよね、と。

みなさんは事前によく下調べしてから、古民家は利用したほうが良いですよ。

以上です。

277: 本当にあった怖い名無し 2014/04/27(日) 21:19:41.88 ID:rkD9feMC0
>>271
がらくたで階段を塞いでたのもわざとだったのかな
もとの住人の仕業なら、一家離散の前から何か起こっていたのか
なんかいろいろ謎な話だな


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