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【洒落怖】彼女がまだ幼い頃、山の棚田で不思議なものを見たという。 夕方の畦道を里の方へ下って、家へ帰る道の途中。 ふと気がつくと少し先の道端に、人影が現れていた。

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260 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/05/24 01:02 ID:Yu7Z+HJN
知り合いの話。

彼女がまだ幼い頃、山の棚田で不思議なものを見たという。
夕方の畦道を里の方へ下って、家へ帰る道の途中。
ふと気がつくと少し先の道端に、人影が現れていた。
頭の先から足元まで墨を流したかのように、全身が真っ黒だった。
奇妙なことに、ぶわぶわと、全身が脈動していたらしい。

「誰だろう?」そう思って顔を見上げたそうだ。
すると、向こうは見られるのが嫌だというように背筋を伸ばした。
同時に、その身長がぬっと伸び上がった。

彼女が目を上に向けるのに合わせて、どんどん背が伸びて高くなっていく。
意地でも顔を見てやろうと思い切り反り返る。
無理をし過ぎたか後ろに転倒してしまい、ぺたんと尻餅をついてしまった。
その途端、影ははじけて霞のように空へ溶け、消えてしまったという。

家に帰ってその話を家族にしたところ、祖父から頭をなでられ言われた。
「ひっくり返って助かった。良かったな」
ただ祖母が青い顔をして、彼女に塩をふり掛けたのには参ったそうだ。

当時は何とも思わなかった彼女だが、
「もしもあの時転げていなかったら、一体どうなっていたんだろう?」
と最近になって気になり、仕方がないのだという。

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