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【洒落怖】山で気持ちいいなぁとか思いながらいつの間にかウトウト…そしたらいきなり森の音が大きくなった。木々が揺れる音や鳥のさえずる声、木々の間をぬけてくる風の音…すべてが拡張されて聞こえた

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191: 本当にあった怖い名無し 2013/02/16(土) 14:00:55.60 ID:goYXUu210
俺が2年くらい前に体験した話

俺は休日サイクリングするのが好きで 家が川沿いにあるので よくその川を上流に向かってサイクリングしてたんだ

でも最近の川ってどこも塀と柵があるじゃない しかもいきなり地下に入ったりするから 単純に川沿いだけを狙って走っていた俺はかなり入り組んだ道を走ってたんだ

5時間ほど行くと塀なんかがなくなってきたんだが水量からして支流の方を辿ってしまってたらしい 小川みたいな綺麗な川が遠くに見える小山に続いてたんだ

じゃあ小山まで行ってみようと思って更に走ること1時間 ふもとに着いた

192: 本当にあった怖い名無し 2013/02/16(土) 14:07:54.79 ID:goYXUu210
都心に近い所から自転車で来れる距離とは思えないほど田舎っぽい風景が広がっていて 家なんてほとんどなくて あるのは神社一つだった

小山の入り口には俺の背丈くらいの草が生い茂っていて自転車で入っていくのは無理だと思った俺はその場に自転車をとめて 歩いて山を登ることにした

少し進むと木に「イノシシ注意」という看板がかかってたので人の手はいくらか入っているのだろうと思ったが 板はかなり朽ちていていったいいつ掛けたやつだよって感じだった

193: 本当にあった怖い名無し 2013/02/16(土) 14:10:36.26 ID:goYXUu210
そのままどんどん山奥に分け入っていくと 昼間なのに背が高く それでいて生い茂った葉のせいでかなり薄暗い森だった

俺は方向の目安として小川に沿って歩いていた 上から流れてくるのだから少なくとも上には向かえるだろうと思って

小川はとても綺麗で サワガニなんかが結構いたのを覚えてる

194: 本当にあった怖い名無し 2013/02/16(土) 14:13:06.16 ID:goYXUu210
小一時間登ったところで頂上に着いた 頂上には大きく平たい岩があってその岩のギリギリまで木が生えているから 岩場に仰向けで寝ると空が丸くぽっかり見えた

気持ちいいなぁとか思いながらいつの間にかウトウト そしたらいきなり森の音が大きくなった

木々が揺れる音や鳥のさえずる声 木々の間をぬけてくる風の音 すべてが拡張されて聞こえた

周りを見るとかなり暗くなっていて木漏れ日も差さないただ薄暗いだけの森になっていた

195: 本当にあった怖い名無し 2013/02/16(土) 14:15:12.03 ID:goYXUu210
寝過ぎたかなと思い上体を起こそうとしたら 足のほうに女の人が立ってる

ビクッとしたがあまり怖い感じがしない というかよく見るとかなり幼い

黒髪で色白なんだが かわいいとかそういう感情が持てない 目が怖かった ただ見つめてるだけなのになんの感情も読み取れない目をしてた 

吸い込まれてしまいそうな黒い瞳から全く目をそらすことができなかった

207: 本当にあった怖い名無し 2013/02/17(日) 11:56:44.26 ID:/0ySdPuM0

俺は勝手に人の私有地の山に入ってしまったのかと思い謝った

するとその女の子は「頂上への道はたくさんあるけど 麓への道はないの だから麓の方に案内してもらって降りてね」といって消えた

今目の前で起きていることを整理しようと思って頭を働かせた所で目が覚めた

そこで初めてさっきのがリアルな夢だったと気付いた

208: 本当にあった怖い名無し 2013/02/17(日) 12:02:44.96 ID:/0ySdPuM0
周りを見ると真っ暗 何も見えない状態になってた

これはやばいと思ってあたふたしていると後ろに結構大きいイノシシがいることに気付いた 今思うと真っ暗なのにそのイノシシだけよく見えた

イノシシの前には枝が一本落ちていて まるで拾ってくれというようだった イノシシは全く動くことなく息使いも聞こえない

209: 本当にあった怖い名無し 2013/02/17(日) 12:05:37.76 ID:/0ySdPuM0
俺は直感でその枝を拾って山を降りることにした 何も見えなかったけど その枝を握っていると直感で方向が分かった

直感というより確信に近い妙な気分を感じながらどんどん山を下った こっちに決まってるじゃんというような感覚でどんどん下ることができたんだ

不思議なことに全く木にもぶつからず 倒木や根っこにつまづくこともなく麓まで出れた

210: 本当にあった怖い名無し 2013/02/17(日) 12:10:27.66 ID:/0ySdPuM0
麓に出た瞬間一気に頭が冴える気分がした まるで降りている間催眠にでもかかっていたような気分だった 降りている間はなぜか昼来たときの明るい山の光景だけがずっと脳内で流れていた

そういえば全く考えることもなく降りてきたし疲れてすらいないと思いながら後ろを見ると これまた直感で目に付く木が一本あった

木はたくさん生えているのだけど なぜかその木だけ目立って見えた

211: 本当にあった怖い名無し 2013/02/17(日) 12:13:26.57 ID:/0ySdPuM0
近づくと下のほうの枝が不自然に折れていた まさかと思って自分が持っていた枝をくっつけると 断面がぴったりと合った

なるほど 麓の方ってあなたなんですねと 木に対して素直に感謝できたのを覚えてる

根本に枝を返して最後に山に一礼して帰ってきた

これでこの話はおしまい

女の子の服装なんだが 質素な麻布を一枚身に着けているだけだったような気がする

目にとらわれすぎて顔以外あまり覚えていないんだ

http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1359643494/


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