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カーテンの向こう

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死ぬ程洒落にならない話集めてみない?PART4!
603 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2001/04/30(月) 05:26
高校1年のとき、関東にある某高原に移動教室に行った。

.


俺たちの泊まったホテルは、山の中腹に建つ結構近代的なホテルだった。
消灯前、クラスの連中は部屋や廊下ではしゃぎ回っていたが、
俺と、当時付き合っていたK美、親友のS、そしてSの彼女のT子は、
K美の班の部屋で、その世代特有のくだらない話をして楽しんでいた。
そのうちSとT子は、疲れが出たのか眠ってしまったため、
仕方なく俺とK美は、以前一緒に見た映画の話をしていた。
すると突然、K美が驚いた様子で手を口に当て、窓のほうを指差すではないか。
「どうしたの?」と聞きながら窓のほうを振り向くと、カーテンの閉まっている窓に、
外の街灯に照らされた、肩まで髪を伸ばした女の横向きのシルエットがスーッと、
右から左に移動していくのが見えた。ここは2階だ、ベランダは無い、窓の下は
山の斜面なので2階といってもかなりの高さだ。
「きゃーっ!!!」K美が叫ぶのと同時に俺たちは、転がるようにして部屋を出た。
「どうした、どうした!」廊下にいたクラスメイトが集まってくる。
「いま、窓に女の人の影が・・・」泣きながらK美が言うと、「本当か?」と
みんな次々に部屋に入っていく。部屋ではまだSとT子が寝ていた。
「おい!起きろよ!」誰かが言うと、「なんだよ、うるせーなぁ」とSが、
目をこすりながら起き上がる。
「今、そこの窓になあ・・・・」俺が説明すると。
「そんなわけねーだろ。どごだよ?」と不機嫌そうにSが言う。
「そこだよ、そこ!・・・」
すると全員が注目する窓の、カーテンとカーテンレールの隙間から、
手のひらほどもある巨大な目が、ジーッと俺たちを見つめていた・・・。

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