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【後味の悪い話】脳に悪性の腫瘍がある

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後味の悪い話 その109

951 :1/2:2009/11/06(金) 00:36:28 ID:hGKfBRIwP
11年前、小学校高学年の従妹(父の弟の娘)が「脳に悪性の腫瘍がある」と診断された。
まず助からない。余命は後1年とのことだった。
従妹は入退院を繰り返し、あまり学校も行けなくなった。
元からコミュ力が低く成績もよくなかった従妹だったが、学校に行けなかったせいでいっそう拍車がかかった。
叔父夫婦は従妹に友達がいなくても成績が悪くても、気にしなかった。
「生きていてくれさえすればいい」と従妹を溺愛した。

従妹は小学校を卒業し、中学校を卒業し、高校に入学した。
この頃になると、通院だけで入院はしなくなっていた。
伯母の娘@大学生(私から見ると従姉)が叔父夫婦に頼まれて、従妹の家庭教師をすることになった。
高校生の従妹は、アルファベットさえも覚えていなかったそうだ。
結局伯母娘の家庭教師は、その後伯母娘が多忙になったとかで1ヶ月ちょっとで終わった。

.

高校を卒業する頃には、従妹は通院もしなくなっていた。
従妹は調理師の専門学校に進学した。
叔父夫婦は従妹のために、使い勝手がいいという高級包丁やら鍋セットやらを買い揃えた。
従妹は料理が全然出来ないから授業についていけるのかな……と心配していたら、数ヶ月でやめた。
翌年、トリマー養成学校に入学した。叔父夫婦は従妹のためにプードルを飼った。こちらも数ヶ月でやめた。

952 :2/2:2009/11/06(金) 00:37:33 ID:hGKfBRIwP
現在、従妹は成人している。
バイトはしているが「だるい。面倒」と言ってすぐに辞めてしまう。
家事を手伝ったりもしない。
叔父夫婦は、ニートに近い従妹のことでいらいらしている。

何が後味が悪いって、「脳に悪性の腫瘍が(ry」というのが誤診だったこと。
医療関係者(医師と看護師)3人に別々に聞いたが、
全員が「脳に悪性の腫瘍があって成人するまで生きられるはずがない。誤診だ」と断言した。

私は、短気でわがままな従妹のことがあまり好きではない。
けれど、もし十数年前の誤診がなく、学校にきちんと通えてたら、叔父夫婦からの「優しい虐待」がなかったら、
従妹の人生はずいぶん違ってただろうな……と思うと、なんだか切ない。

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