シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【後味の悪い話】しろくまの人工保育

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

後味の悪い話 その47

94 :1/2:2006/05/17(水) 14:28:00 ID:hDueWqx+0
うろ覚えなんだけど、テレビで見た白熊のドキュメンタリー。

動物園で白熊に子供が生まれたんだけど、母熊が飼育を拒否したので人間が育てることになる。
白熊の人工保育は世界でも成功例が無く、
飼育員は自宅に赤ちゃん熊を連れ帰って、家族も巻き込んで24時間ずっと面倒を見る。
冬なのに白熊のために暖房は禁止、逆に窓を開けっ放しにして生活し、
それで風邪をひくと白熊は細菌への抵抗力が低いので、飼育員に移さないように隔離される。
飼育員の子供は小学生なので、そのうち寂しくなって父親に甘えたくなるんだけど、
雑菌だらけだからと、あまり一緒にはいられない。

それでもなんとか白熊が無事成長してきたので、動物園に戻って暮らすことになる。
すっかり飼育員になついていたので最初は寂しがるけれど、
動物園で世話をするのも同じ飼育員だったので次第に慣れてきて、他の白熊と会わせてみたりする。
飼育員もやっと子供と一緒に夕飯を食べられるようになる。

.

95 :2/2:2006/05/17(水) 14:29:19 ID:hDueWqx+0
そうして白熊も立派に大人になるが、結局他の白熊になじめなかったので、
結婚相手に別の熊を連れてきて二匹で生活させようとするが、これも上手くいかない。
そのうち白熊はけいれん発作を起こすようになり、次第に回数が増えて、とうとうプールで溺れて死にそうになってしまう。
獣医に麻酔をかけて検査してもらっても異常は無く、精神的なものだろうと診断される。
そこで二匹で暮らさせるのを諦めて一匹だけの生活に戻すが、回数は減るものの発作自体はなかなか無くならない。
それでも安定してきたので、飼育員は数年ぶりに休暇をとって家族旅行に出かける。
が、旅行の最中にまた発作を起こしたので家族旅行は中止になってしまう。
そして飼育員は記録を読み返して、自分が休みの日に発作を起こしていることに気付く。
白熊は今も精神的には子供のままで、
飼育員がいなくなると、母親に見捨てられた子供のようにパニックになってしまうのだった。

飼育員にずっと白熊担当でいてもらう以外に対処法が無く、
同僚が他の動物を受け持ってどんどん経験をつんでいく中で、
その飼育員だけが同じ白熊だけをただ世話していくことになり、
あれ以来一度も家族旅行にも行けないままになっている、とナレーションが入って終わり。

最初は小熊がぐんぐん大きくなって行くのをほのぼのと見ていたのに、
飼育員の子供の気持ちを考えるとすごい後味悪い。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする