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【パチンコの怖い話】パチンコ屋の駐車場

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105 :本当にあった怖い名無し:2012/11/01(木) 02:46:52.65 ID:ONQeCqwh0.net
俺が3年程前まで働いていたパチンコ屋の話。
場所は神奈川県某所、国道沿いに立つボッタ店。
客からチョコチョコ噂は聞いていた。便所が勝手に流れたとか夜中にパチンコ台が動き出したとか。
まぁパチンコ屋に付きものの他愛もない話。
特に気にしていた訳でも無かった。あの日までは。

その日は新台入れ替えで、スタッフ全員が遅くまで仕事をしていた。
ようやく入れ替え作業が終わり、
1階の休憩所(二階建てで一階が休憩所と社員の寮になっている)でスタッフ達と談笑していた時の事だ。
休憩所の店長室からの直通電話が鳴った。
当時リーダーと言う立場の俺が電話を取ると、店長が不思議そうにこう言った。
『駐車場の鍵しめたよね?』
駐車場の鍵は出入り口と共に閉店時に閉めるので、開いている訳は無い。俺自身確認もしていた。
「はぁ。確認しましたが」
そう答えると、店長はますます不思議そうな声になった。
『なんか軽自動車が走り回ってるんだよ…』
有り得ない事だった。と言うのも、防犯カメラで見える駐車場は休憩所からも見える位置にある。
俺はイタズラかと思い、「あぁ多分、マリオカートの練習してるんすよ」とくだらない返答。
直後、店長がウワッと驚きの声をあげた。
『人…乗ってない』
しつこいなと思いながらも、店長なので合わせてあげる事にした。
「○○ちゃん(バイトの女の子)ちょっと駐車場の幽霊を退治してきて」
「ヤダー」「くだらねー」
なんて笑ってると、店長がポツリと。
『マジで鍵確認してきて…』
それだけ言うと電話を切ってしまった。
何だかその言葉が余りにも冗談ぽく無かったので、見に行こうと思い上着を着ていると、
突然さっきまで笑っていたバイトの女の子が悲鳴をあげた。
「キャー!!」
何事かと思い女の子に近づき体を支えると、女の子は窓の外を指差して震えている。
軽自動車だ。窓の外、さっきまで無かったはずの軽自動車が音もなくそこにある。
窓の外にピッタリとくっつけて、無人の軽自動車が止まっているのだ。
一同パニック状態。
休憩所から逃げ出そうとする奴を止めて、俺は「とりあえず固まろう」なんて意味不明な発言をしている。

106 :本当にあった怖い名無し:2012/11/01(木) 02:47:30.72 ID:ONQeCqwh0.net
軽自動車から目を離せずにどれくらい時間がたったか。とても長く感じた。
実際の時間は分からないが、体感的に1時間もたった頃、
無人のはずだった軽自動車の助手席ドアがゆっくり開いたのだ。
車は何者かが乗り降りしてるように僅かに揺れ、バタンと閉まる。
一同はますますパニック。悲鳴を上げて泣いている女の子が数人。
すると突然休憩所のドアが開いた。
流石に俺もこれにはビビり声を上げてしまう。
すると、そこに眠そうに立っていたのはその日非番の古参社員。
どうやら女の子の悲鳴に起こされたらしく様子を見に来たらしい。
とりあえずしどろもどろに状況を説明。
すると彼は少し頷いて「大丈夫」と一言。
彼に促されて後ろを振り向くと軽自動車は消えていた。
彼は少し笑って、「昔は良くあったんだよ。最近は見なくなったけどね」と平然として言う。
「害は無いから」
そう言うと自分の部屋に帰ってしまった。
一同が呆然としていると直通電話が再び鳴った。店長だ。
『今日は帰った方が良いよ』
説明する間も無く切られてしまった。
長居もしたく無かったのでそそくさと荷物をまとめ、その日は帰る事に。
後日、メンバーは続々と辞める事になるのは言うまでも無い。

後日談だが、店の駐車場でガス自殺をした夫婦が居たとか。
この話が本当かどうかは確かめられなかった。

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