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【洒落怖】祖父の自伝

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607: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/19(日) 16:07:38 ID:cCOslz/aO
俺の尊敬する祖父が亡くなった後の話。

俺の祖父は生涯に渡って小学校の先生をした他にも童話教育やら理科実験やらでちょっとした功績を残した人なんだよ、実際にNHKから取材もきて当時の録画ビデオも残ってる。

608: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/19(日) 16:08:54 ID:cCOslz/aO
607の続き

そんな祖父が死ぬ間際まで自伝を書いてたんだ。でもちょっとボケてたし、中々終わらなくて手伝ってた俺の父母もうんざりしてたんだ。
そしたら台所に通じる扉がガラッと開いて、そこには自伝の資料が入った段ボールを抱えた祖父が立っていたんだ。

609: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/19(日) 16:10:36 ID:cCOslz/aO
それだけならまだ良い。
祖父の顔はお葬式の時に棺桶から覗かせた蒼白い顔をして、ずっとこっちを指差して見てるんだ。ずっと変わらない表情で何を考えてるのかよくわからない虚ろな感じでジーッとね。

母「お爺ちゃん!ごめんね、ごめんね、ごめんね!ちゃんと自伝完成させるから!許して!」
と言ってもずっと祖父はこっちを見てる。

611: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/19(日) 16:13:02 ID:cCOslz/aO
610の続き

でちょっと間があいて、祖父が口を開いたんだ。葬式の時って遺体が傷まないように、ドライアイスとかで体を冷やすから顔やら体がカチコチになるんだけど、そんなカチコチの状態で祖父はギチギチと音をたてながら何か言ってきたんだって。

「いつ、か…ん、…する、だ。じょう、ぶ…できな…い。」

612: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/19(日) 16:14:15 ID:cCOslz/aO
611の続き

でそこでばっと母は起きたわけ、もう汗かきまくり、父を起こして話の一部始終を話して、次の朝に未完の自伝が入ってた引き出しを開けたのよ。そしたら棺桶に入れてじいちゃんと一緒に火葬したはずの日本軍の軍事手帳が入っててもう飛び上がったらしい。

で必死に自伝を完成させて軍事手帳はお寺に持っていって供養して貰ったら夢にじいちゃんは出なくなったてさ。

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